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内装部材にこだわる家造り

内装部材とは、建物の内装を仕上げるために使用される部品や材料を指します。
具体的には、巾木(はばぎ)や廻り縁(まわりぶち)、枠材、見切り材などが含まれ
見た目の美しさを追求するだけでなく、機能性や耐久性にも影響を与えるため、
内装部材にもこだわることで、住宅のクオリティーが上がります。

今回は、この内装部材について、名称や種類、選び方などを紹介していきたいと思います。
従来は、内装部材のような建材に、あまり関心がなく、施工業者にお任せするケースが一般的でしたが
最近は内装部材にもこだわり、自分たちらしい家を追求するお客様も増えています。
ぜひ、今回の記事を参考に、自分たちの造りたい理想の家をイメージしてみてください。

内装

内装部材の種類と役割

ここからは、主に使用される内装部材の種類や役割について解説していきます。
こちらの記事を参考に、今までは気にしなかった部分にも目を向け
今後の家づくりの参考にしていただければと思います。

◆◆ 巾木(はばぎ・はばき)

巾木は、壁と床の接合部分に取り付けられる部材です。
主な役割は、壁面を保護し、仕上げの美しさを整えることや
掃除の時などに壁材を傷付けないようにする役割があります。

また、壁面と床材の間に隙間ができ、ゴミや埃が溜まらないようにすることや
隙間からの害虫の侵入なども防いでくれます。
巾木の素材には、樹脂や無垢材などが利用されます。

巾木

◆◆ 廻り縁(まわりぶち)

廻り縁は、巾木とは反対に、天井と壁の接合部に取り付けられます。
天井と壁の境界をキレイにし、こちらも巾木同様に、天井・壁面の仕上げ材を保護する役割があり
壁紙が剥がれてくるのを防止するためでもあります。

廻り縁は和室で多く採用され、襖や床の間、畳との相性が良いです。
昔は今のようにインテリアが普及していなかったため、
廻り縁や天井の竿縁などでインテリアを楽しんでいたとも言われます。

天井 廻り縁

◆◆ 枠材

枠材は、その名の通り、ドアや窓の周囲に取り付ける部材で
開口部の仕上げを整えると共に、構造の強化を図る役割もあります。

また、開口部は室内温度を一定に保つためには重要で、外気が侵入しやすい箇所です。
そのため、常時、隙間から外気の侵入がないように、しっかりと枠材で隙間を埋めることで
室内環境を維持しやすく、快適に保てるようになります。

また、枠材によって空間に引き締め効果が生まれ、メリハリのある室内空間を演出できます。

窓枠

◆◆ 見切り材

見切り材は、異なる素材の床材や壁材の接合部分に使用され、
素材の違いによる段差を隠したり、見た目をスッキリとさせる役割があります。

見切り材の素材もステンレスや木材、樹脂製などの品があります。

見切り材

以上のように、内装部材にも種類や役割があり、
それぞれ内装のインテリアや雰囲気に合わせて選択することで
内装の快適性や機能性を高めることに繋がります。

内装部材の選び方とは

内装部材にも木材や金属、プラスチックなど色々な素材があります。
それぞれの素材の特徴を理解し、用途に応じて適切なものを選ぶことが大切です。

例えば、木材であれば、無垢の温かみを感じられ、木の性質でもある調湿効果なども期待できます。
特に和室などがある場合は、木材を使用するのが一般的で、
全体のバランスを整え、どんなスタイルのインテリアでもマッチする万能素材です。
一方、金属素材のアルミなどは、スタイリッシュでモダンな印象を与えますが、
熱を帯びやすい特性もあるので窓枠にはあまりおすすめしません。

内装

内装部材はDIYでも施工可能で、検索するとネットでも色々な製品が表示され、販売されています。
下地やボード、金具を含め、利用したい場所に合わせて簡単に注文できます。
ただし、DIYに慣れていない方は、サイズやタイプなど適切な製品を選ぶのに曖昧で
誤って注文してしまうケースも少なくありませんので
心配な方は、プロの意見を聞いてみてください。

内装部材は、室内のデザインやインテリアにも影響を及ぼすので
部屋全体の雰囲気を確認し、壁や床、天井の色や、
建て付けの棚や家具と調和するものを選ぶことで、一体感のある空間演出が可能になります。

また、内装部材は壁や天井同様に、長期間使用されるため、耐久性も重要なポイントになります。
長期に渡って、状態を維持するためにはメンテナンスしやすいもの
傷や汚れが付きにくいものを選ぶと良いでしょう。

内装

大喜建築では、地元木材をふんだんに使用し、
見た目のデザイン性も、快適性も手に入れる住宅をご提案しています。
お客様の意向を汲んだ上で、予算に応じてぴったりな内装部材を採用し
理想の住宅を提供いたします。

内装部材の最新トレンド

冒頭でもお伝えした通り、今までは内装部材にまで関心がない方が多く、
施工・設計業者にお任せするのがスタンダードでした。
しかし、最近は、長く住む家だからこそ、自分たちが納得のいくまで吟味し、
細かい部分にまで目を向ける方々が増えています。

そのため、内装部材に限らず、カスタマイズできる商品やプランが人気となっています。
自分好みにカスタマイズできるように施工・建設業者がカラーバリエーションやラインナップを紹介し
その中から選択してもらうケースも少なくありません。

内装部材選び

また、世界的な環境問題において、環境配慮の観点から、
自然素材を活かした内装部材も注目され、
無垢材や再生材といった素材を使用した巾木や枠材が好まれる傾向にあります。

無垢材などの天然素材のパネルは、健康面においても安心できますし、
木材本来が持つ、調湿性や芳香性、自然な風合いなどがリラックス効果ももたらします。

無垢材

内装のインテリアに於いても、シンプルでモダンなデザインが好まれているため
内装部材もシンプルで洗練されたものが人気です。
従来のサイズは、幅広な巾木や廻り縁が一般的で、装飾が凝っている内装が好まれましたが、
最近は、幅が狭くスリムなものが好まれています。
スリムにすることでスタイリッシュな空間を実現できます。

大喜建築は、最新のトレンドも取り入れ、内装部材などの内装に関することだけでなく、
構造でも、スーパーウォール工法を取り入れた高気密・高断熱の住宅、
そして、利便性・機能性に優れた設備などを設置し、提供しています。
現代の生活や環境に合わせた家づくりで、
皆さんの暮らしをより豊かにできるよう、日々精進しております。

LDK

内装部材についてまとめ

内装部材は、室内の美しさや機能性を左右する重要な要素の一つです。
素材やデザイン、予算や耐久性など、全体を見て考慮し、選択することが大切です。
また、最新のトレンドのデザインや工法を取り入れることで、
より魅力的で快適な空間をつくることができます。

大喜建築では、状況に合わせて板を加工し、塗装することも可能ですし
内装部材以外にも、造作家具・建具などもご用意することができます。
自分たちの好みを存分にこだわりたいという方は、そういった部分にも目を向けると
おしゃれ感や個性を追求した家づくりが叶います。

リビング

これから新築戸建てを検討されているいる方、リフォームやリノベーションを考えている方は
ぜひ、この内装部材にも目を向け、素敵な家づくりを実現してください。
もし、内装選びにお困りの方や内装部材のリフォームを悩んでいる方は
いわき市の大喜建築へお気軽に、ご相談ください。
住宅の専門家として、最適なご提案と、理想の空間になるようお手伝いさせていただきます。

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